SUSHIマーケットに
新たな価値で挑み続ける

一度、世界という視点で寿司を考えてみてください。すると漢字の「寿司」ではなくアルファベットの「SUSHI」を使う人の方が圧倒的に多いことに気づくはずです。板前寿司ジャパンは、そのSUSHIをより多くの方に、美味しく、気軽に楽しんでいただけるよう、「日本文化の玄関口」としてこれまで新たな価値を創造し続けてきました。メニューはもちろん、店の内装や決済方法まですべてが世界基準。しかし味は江戸前寿司の本質を追求した本物志向。「世界基準であり、本物」、両立が難しいこの分野に挑戦したことが、企業としての強みとなっています。

おかげさまで現在、驚くほどさまざまな国のお客様が板前寿司を訪れてくださいます。来日中に何度も足を運んでいただくことも多く、そんなお客様の笑顔を見ていると、SUSHIという“武器”の強さを実感します。世界を相手にビジネスをするうえで、これほどおもしろく、可能性が広がっている武器は他にありません。まさにブルー・オーシャン。SUSHIのマーケットはこれから、まだまだ拡大していくでしょう。

やる気次第で
どこまででも上達できる環境。

嘉仁藤原さんは寿司職人ですが、握れるようになるのは大変ですか？

藤原先輩方の仕事を見ているとまだまだだなと思います。でも研修で基礎的なことは身につけられるし、先輩方が優しく教えてくれるので、このまま頑張り続ければ一人前の寿司職人になれるはず！

齋藤寿司職人の世界は師弟関係が厳しいイメージがあるけれど、板前寿司はそんな雰囲気はないよね。

段階を追った指導で、
技術が深く身につく。

同じ店で働く先輩方は、この道数十年のベテラン。その方々にマンツーマンで教えていただける贅沢な環境は、他にはないと思います。たとえば魚の捌き方では、まず先輩が手本を見せてくださるので、メモをとったり、動画を撮ったりして、「目」と「耳」で覚える。そして翌日、同じ魚を僕が実際に捌き、「手」で覚える。これを繰り返しやらせてもらえるので、着実に技術が上達しているのが分かります。高級魚だと手が震えるのですが、先輩からは「お前が損するわけじゃないんだからやってみろ」と厳しくも優しい言葉が。先輩に追いつきたいという思いが僕の日々の原動力です。

日本文化の
玄関口であることが誇り。

勤務する上野店には、英語圏だけでなくさまざまな国からお客様が来店されます。ムスリム専用のメニューも用意してありますし、ベジタリアンの方には、板前と相談しながら個々にきめ細かな対応をするよう心がけています。こうした板前寿司の多様性を尊重する姿勢がすごく好きなんです。“日本文化を発信する”といっても決して押し付けるわけではなく、相手の文化や個性を大切にしながら、柔軟に、丁寧に、日本文化の魅力を伝えるのが板前寿司。海外のお客様から、「まずはこのお店に行くことを勧められたのよ」という言葉を聞くたび、板前寿司を誇りに思います。